top of page
執筆者の写真山口智輝

withコロナで求められる間取りはこれだ!

更新日:2023年7月11日

withコロナで求められる間取りはこれだ!




1年前、日本のトップマーケッターの神田昌典さんのセミナーをお聞きした時に、


新しい時代、会社に出社する事が少なくなり、近くのweworkのようなサテライトオフィス


や、自宅での在宅ワークが増えていき、その中で自宅には、「仕事場」が必要になる


言われていました。

今後の間取りは1LDK+W(ワークスペース)になり、

「間取りが変わる」という事を予想されていました。


またこのワークスペースには、IOT機器の接続が容易にできる環境が


必要になるとおっしゃられていました。

その時は、少しづつ、その方向に進むだろうと考えていましたが、


今回コロナウイルスの影響で、一気にそうなったという感じです!


外出自粛要請やリモートワークの推進ということで、会社に出社せず、


自宅で仕事をおこなう。


まさに神田昌典さんが予想したことが一気にきた感じですね!


今までの賃貸住宅の流れとしては、築古の物件で多い小さい部屋がいくつも


ある間取り。たとえば3DKとか2DK。これが、15年ほど前から、


あまり人気がなくて、逆に広いLDKが人気ということで部屋とダイニングキッチンの


壁をぶち抜いて広いLDKにするリノベーションがたくさんありました。


現在でも、2DKを1LDKや、3DKを2LDKや1LDKへリノベーションしたほうが、


人気が高く、また専有面積は同じでも、2LDKや1LDKのほうが、家賃が高くとれる


場合もあります。


一方、コロナウイルスの影響で、今までカフェなど様々な場所で仕事をしていた


ノマドワーカーも、外出自粛や、カフェ自体が休業等により、自宅で仕事をせざるを


得なくなりました。

会社に出社していた人も、外出自粛要請により、自宅でリモートワークをするように


なりました。

そういった中で、リモートワーク疲れということが、よく聞こえてきます。

大きな要因としては、リラックスできる移動時間や、何気ない雑談がなくなり、


仕事の話のみが詰め込んだ形で続くので疲れるというのがありますが、


そもそも日本の住環境が家族が家にいる中で家で働く仕様になっていないことが


原因だと思います。


特に賃貸住宅では、その傾向が強いですね。

気持ちのon-offの切り替えが非常に難しいことがあります。

たとえば、仕事中に何度も子供から話しかけられたり、勉強せず


ゲームばかりしている子供の行動が気になったりして、集中して


仕事をした後の達成感を得にくいことであったり、逆に仕事をする場所と、


リラックスする場所が同じだと仕事から抜け出せないといったこともあります。


空間を切り替えられないと、心の切り替えもできないので、


睡眠の質が下がるというデータもあるようです。

また、夫婦2人とも自宅でリモートワークすることによるストレスもあります。


細かいことで言えば、オフィスチェアは長時間座ることも考えて作られていますが、


リビングの椅子に長時間座り続けると、腰が痛くなるというようなこともあります。


コロナが少し落ち着いてきましたが、また第2波、第3波がくる可能性もありますし、


また新たなウイルスが出てくることも考えられるので、withコロナ以前の生活に戻る


ことは、考えにくく、新しい生活様式として、自宅でのリモートワークが続くのだろう


と思います。

1LDK+W(ワークスペース)


ご夫婦でリモートワークであれば、1LDK+ワークスペース+ワークスペース


さらにお子さんがいれば、2LDK+ワークスペース+ワークスペース


みたいな感じになりますね。

これは家賃の高い大都市だとかなり厳しいのではないでしょうか?

5月8日の日経新聞には、「コロナ疎開」という記事が出ていました。


千葉県の南房総の海沿いエリアで中古住宅を探す顧客が急増しており、


2月前半の2週間と比べると、4月前半は同エリアの問い合わせ数が


3.9倍になったそうです。


神奈川県でも同期間に茅ヶ崎市が約2倍、藤沢市で約1.7倍、三浦市が


約1.4倍に増加したとのことです。記事では、東京都心部に住宅がある人が


セカンドハウスとしての2拠点生活をするとのことですが、


ほとんど会社に出社しなくても良くなれば、住宅コストの高い都心部の


自宅を売却し、移り住むという流れも今後起きそうですね。


これから賃貸住宅を建てられる方は、+W(ワークスペース)を意識し、


企画されるといいかと思います。

Comments


bottom of page